この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第13章 苦い惑い
通話の切れた携帯を握りしめる。
心臓がドキドキしてる……

逢うことになっちゃった……

自分で選んだ事なのに、心が揺れる。

不安に思う気持ちを押し込めて、逢って顔を見て安心したい。その思いだけを頭の中で繰り返す。

昨日の着信は二十三時半を廻ってた。まだ時刻は二十一時を過ぎたところ。斎藤さんが来るまでにはまだ三時間近くある。
お風呂が溜まるまでの間、衝動買いした月の写真集を見ようと手に取った...


ピンポーン

インターホンの音に飛び起きた。びっくりしてドキドキしてる。
昨日あまり眠れなかったせいか、写真集を開いたままテーブルに突っ伏して眠ってしまっていたみたい。

今、何時?

携帯を見るとすでに零時を過ぎていて、着信を示すアイコンがついていた。

ピンポーン

……斎藤さん、だ

急いでインターホンを取る。
「はい」
『斎藤です』
柔らかいテノールに顔が熱くなる。
「あ、はい」
オートロックを解除して……落ち着かない。

どうしよう……
どうしよう……

さほど待つことなくもう一度インターホンが鳴る

……来、た

ドアスコープで確認し、深呼吸をしてからゆっくり扉を開いた。

/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ