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甘く、深く、繋がって
第4章 水族館
「動物とか無機物が話したり、感情を持つってホラーでしょ。それ」
そう言って眉をひそめる。
「……作り話、ですよ?」
「うん。でも苦手。あぁ別に俺の個人的な意見だから、皆が楽しんでるのは良いと思うよ」
そう言いながらクマノミから私に視線を移す。何となく私には関係ないと線を引かれたようでチクンと胸が痛んだ。
多分、その気持ちが顔に出てたんだと思う。斎藤さんはニッと口角を上げると腰に添えていた手をお腹の前に滑らせた。後ろから包むように身体を寄せる。
「真純ちゃんと一緒なら夢の国も楽しめそうな気がする」
急に艶やかになった声音にドキッとする。
ふっと頭を軽く押され、水槽に斎藤さんが私の髪に口元を埋めてるのが映った。
「苦手克服、付き合ってくれる?」
水槽を介して上目遣いで見つめられ、落ち気味だった気持ちは瞬く間に跳ね上がる。
「ぇ、ぁあ、の……」
「一緒に行って?夢の国」
頭に直接響く甘い声。その言い方は絶対わざと。そう思うのに、思惑通りドキドキさせられてる私。

夢の国といえば、あそこだよね?海沿いの……
これってもしかして、誘ってもらえてる……のかな?
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