この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第4章 水族館
水槽に映る斎藤さんは口元に笑みを浮かべて私を見てる。目が合って、少し首を傾げられた。
「俺と、じゃ嫌?」
少し寄せられた眉ね。相変わらず上目遣いで、どこか縋るような瞳に胸がキュンとなった。

そんな目、ズルい……

「ヤじゃない、です」
恥ずかしくてクマノミに視線を逸らしたら斎藤さんにギュッと抱き締められた。
「じゃあ一緒に行って?」
「……はい」
頷いて俯いたままの頭にチュッと軽いリップ音。
「やった。約束、ね」
「……はい」
もう一度ギュッと抱き締めて、斎藤さんは私を離してくれた。でもすぐに右手を囚われて
「行こ?」
至近距離から覗き込む甘い甘い微笑みに、顔が熱を帯びていく。

今まで付き合ってた人にもこんなに甘くされた事ない。一緒に居るだけでドキドキするのに、心臓保たない。

……ねぇ、期待しちゃうよ?

上機嫌の斎藤さんは私の手を引いて少し距離の離れた次の水槽へ導いてくれる。
ボーッとその後ろ頭を見つめていたら、なだらかな上り坂に足を取られてしまった。カッツンと突っ掛かってバランスが崩れる。そのまま前のめりに倒れそうになって、斎藤さんの腕に縋り付いていた。
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ