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甘く、深く、繋がって
第17章 仕置き
至近距離で微笑むシンメトリー。横になってるはずなのにクラクラする。
「……たっ、たっ……」
顔どころか、身体中が熱い。
「た、たくっ……ま、さん」
「ん。もいっかい」
全身に艶を惑い、斎藤さんが笑顔で首を傾げる。
「……たっくまさん」
必要以上に力が入って、ふふっと笑われた。
「やり直し」

や、やり直し?

反射的に眉が下がる。
「まーすみ?」
長い睫毛に垂れ気味の目尻。いつもは優しい微笑みが、今は何だか意地悪に見える。右だけ上がった口角に、どうしようもなくドキドキする。
意地悪なのに、色っぽい……。ますます舌がもつれてしまいそう。
「た……たくまさん」
声は小さくなってしまったけど、普通に呼べた。そう思ってホッとしたのに
「うん。さん付けしないで」
って、絶対私を困らせて楽しんでる。
斎藤さんの事、名前で呼ぶのも緊張するのに……呼び捨てになんて、出来ない。
「……」
黙り込んだ私の頬にそっと触れてくる。
「真純、呼んで?」

そんなに優しく促されても……

コツンと額に額が合わさった。
「真純に名前で呼ばれたい」
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