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甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
元々背は高いし、脚も長い。男装は千佳ちゃんに驚く程似合ってて、立ち姿がすごく格好良い。
あ、変装してくれてたんだ
逆に目立ってる気もするけど……
今更ながら気が付いて、バレてしまった事を申し訳なく思った。
最後の一人に丁寧にお辞儀をして、千佳ちゃんが私に視線を移す。
「お待たせ。ありがとう」
艶やかな流し目に、低目のアルト。甘く響いてドキドキする。
「ううん、いつも凄いね」
「ありがたい事だけどね」
隣に並んで歩きながら見上げた千佳ちゃんは少し曇り顔。
「真純とデートの時は困るな」
「……どうして?」
聞き返した私の手を取り、恋人同士の様に指を絡めて繋がれた。
「邪魔されたくない」
ちょっとすね気味に言われ、クンッと繋いだ手を引っ張られる。千佳ちゃんとの距離がなくなり、肩がぶつかった。
何故かその事にドキッとする。顔が、熱い。
ち、千佳ちゃんが甘格好良い。
本当に『デート』してるみたいでドキドキするよ?
恥ずかしくなって俯いて歩いていたら、千佳ちゃんにクスリと笑われた。
あ、変装してくれてたんだ
逆に目立ってる気もするけど……
今更ながら気が付いて、バレてしまった事を申し訳なく思った。
最後の一人に丁寧にお辞儀をして、千佳ちゃんが私に視線を移す。
「お待たせ。ありがとう」
艶やかな流し目に、低目のアルト。甘く響いてドキドキする。
「ううん、いつも凄いね」
「ありがたい事だけどね」
隣に並んで歩きながら見上げた千佳ちゃんは少し曇り顔。
「真純とデートの時は困るな」
「……どうして?」
聞き返した私の手を取り、恋人同士の様に指を絡めて繋がれた。
「邪魔されたくない」
ちょっとすね気味に言われ、クンッと繋いだ手を引っ張られる。千佳ちゃんとの距離がなくなり、肩がぶつかった。
何故かその事にドキッとする。顔が、熱い。
ち、千佳ちゃんが甘格好良い。
本当に『デート』してるみたいでドキドキするよ?
恥ずかしくなって俯いて歩いていたら、千佳ちゃんにクスリと笑われた。