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甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
「ホントすぐに赤くなるよね。可愛い」
「……っ」
すぐ耳元で囁かれて、身体が過剰反応。ビックンと肩が上がる。
「どうしたの、真純?今日ちょっと変だよ?」
変なのは千佳ちゃんだよ!
どうして格好だけじゃなく、話し方も男の人っぽいの?
「もしかして、ドキドキしてくれてる?」
「ちっ違うもん!」
「違うの?……残念」
本当に残念そうに落ちた声音にまたドキッとする。
「きょ、今日は何でその格好なの?」
「うーん?」
首を傾げて覗き込まれた。
艶やかな瞳につい、見惚れてしまう。ドキドキしている私を知ってか、知らずか、千佳ちゃんがふぅっと優しい笑顔になった。
「今日、紹介してくれるんでしょ?」
「……」
「その人に負けないように、気合い入れて来た」
「何で千佳ちゃんが勝負するのよ」
思わず突っ込んで、二人で笑う。
「真純がまた男の人の事を好きになれて良かった」
言葉とは裏腹、どことなく淋しさを感じさせる声音。
「うん……」
頷きながらも少し不安になる。
「幸せになれそう?」
心配そうに覗き込まれて、慌てて笑顔で首を縦に振った。
「……っ」
すぐ耳元で囁かれて、身体が過剰反応。ビックンと肩が上がる。
「どうしたの、真純?今日ちょっと変だよ?」
変なのは千佳ちゃんだよ!
どうして格好だけじゃなく、話し方も男の人っぽいの?
「もしかして、ドキドキしてくれてる?」
「ちっ違うもん!」
「違うの?……残念」
本当に残念そうに落ちた声音にまたドキッとする。
「きょ、今日は何でその格好なの?」
「うーん?」
首を傾げて覗き込まれた。
艶やかな瞳につい、見惚れてしまう。ドキドキしている私を知ってか、知らずか、千佳ちゃんがふぅっと優しい笑顔になった。
「今日、紹介してくれるんでしょ?」
「……」
「その人に負けないように、気合い入れて来た」
「何で千佳ちゃんが勝負するのよ」
思わず突っ込んで、二人で笑う。
「真純がまた男の人の事を好きになれて良かった」
言葉とは裏腹、どことなく淋しさを感じさせる声音。
「うん……」
頷きながらも少し不安になる。
「幸せになれそう?」
心配そうに覗き込まれて、慌てて笑顔で首を縦に振った。