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甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
本日二度目の衝撃。苛々していた気持ちが一気に引いた。
話す事はともかく、会えなくなる事に同意って……
「じゃ、そういう事だから」
告げて店の中へ戻ろうとした彼女をもう一度引き止める。
「待てって」
「いった……」
顔をしかめられ腕を掴む手を離した。
「何?」
「会えなくなるってどういう事だ?」
「……」
「何で事件の話を聞いただけで会えなくなんだよ。しかもそれに真純が同意してるって、どういう事?」
黙ったままじっと見返してくる。
「……あなたは平気?」
「何が」
「真純が、三ヶ月も違う男に監禁……強姦され続けていた事」
僅かに躊躇して告げられた言葉が胸に突き刺さる。
「平気?……な訳、ないだろう」
真純が監禁とか、強姦とか、そんな事したヤツを絶対に許せない。どんだけ殴ってもきっと怒りは晴らせない。
「出来ることならソイツをこの世から抹消したいね。だからと言って真純の受けた傷を消すことは出来ないが」
「……そうだね。あの男は許せない」
剣呑な光を瞳に宿し、黙り込む。瞬きをしてそれを納め、また見上げられた。
「……真純に対しては?」
「真純に、対して?」
「そう」
話す事はともかく、会えなくなる事に同意って……
「じゃ、そういう事だから」
告げて店の中へ戻ろうとした彼女をもう一度引き止める。
「待てって」
「いった……」
顔をしかめられ腕を掴む手を離した。
「何?」
「会えなくなるってどういう事だ?」
「……」
「何で事件の話を聞いただけで会えなくなんだよ。しかもそれに真純が同意してるって、どういう事?」
黙ったままじっと見返してくる。
「……あなたは平気?」
「何が」
「真純が、三ヶ月も違う男に監禁……強姦され続けていた事」
僅かに躊躇して告げられた言葉が胸に突き刺さる。
「平気?……な訳、ないだろう」
真純が監禁とか、強姦とか、そんな事したヤツを絶対に許せない。どんだけ殴ってもきっと怒りは晴らせない。
「出来ることならソイツをこの世から抹消したいね。だからと言って真純の受けた傷を消すことは出来ないが」
「……そうだね。あの男は許せない」
剣呑な光を瞳に宿し、黙り込む。瞬きをしてそれを納め、また見上げられた。
「……真純に対しては?」
「真純に、対して?」
「そう」