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甘く、深く、繋がって
第18章 真純と千佳と
「もう一度言っておくけど、真純も同意、してるから」
ニコリと穏やかに浮かべられた笑みに腹が立つ。
真純を連れて行かれる様な事
「させるかよ」
大人げなくもムッとした物言いになった。
「どうだろうね」
ふっと笑った千佳に肩を竦められた。
「真純の事を思ったら何もない方が良いんだろうけどね」
意味深に言って、腕時計に視線を落とす。
「そろそろ戻らないと」
すでに日付を超えていた。
「……そうだな」
ドアを開け中に入る直前、千佳が戸口から振り返る。スッと目を細め、整った顔に浮かぶ今日一番の微笑み。
「真純は私が連れて帰るから」
「はぁ?」
何言ってんの?
「拓真はすぐ会えるでしょ?私久々なんだ。今日ぐらい譲ってよ」
見るものを魅了するその笑みのまま、少し首を傾げ
「何、そんなにヨユーなし?」
目だけは俺を挑発する。
コイツ……
「……真純と一緒に帰るなら車で送る。もう少し待ってろ」
睨み付けながら返した俺にフフッと笑う。
「大丈夫。タクシー呼んであるから」
ヒラヒラと手を振って閉ざされたドアに息を吐いた。
予定通り、かよ
ニコリと穏やかに浮かべられた笑みに腹が立つ。
真純を連れて行かれる様な事
「させるかよ」
大人げなくもムッとした物言いになった。
「どうだろうね」
ふっと笑った千佳に肩を竦められた。
「真純の事を思ったら何もない方が良いんだろうけどね」
意味深に言って、腕時計に視線を落とす。
「そろそろ戻らないと」
すでに日付を超えていた。
「……そうだな」
ドアを開け中に入る直前、千佳が戸口から振り返る。スッと目を細め、整った顔に浮かぶ今日一番の微笑み。
「真純は私が連れて帰るから」
「はぁ?」
何言ってんの?
「拓真はすぐ会えるでしょ?私久々なんだ。今日ぐらい譲ってよ」
見るものを魅了するその笑みのまま、少し首を傾げ
「何、そんなにヨユーなし?」
目だけは俺を挑発する。
コイツ……
「……真純と一緒に帰るなら車で送る。もう少し待ってろ」
睨み付けながら返した俺にフフッと笑う。
「大丈夫。タクシー呼んであるから」
ヒラヒラと手を振って閉ざされたドアに息を吐いた。
予定通り、かよ