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甘く、深く、繋がって
第19章 決心
一人になると色々考えてしまいそうで、お風呂に千佳ちゃんを誘って一緒に入った。広いお風呂場にはしゃいで、ジャグジーが付いた浴槽に驚いて、嫌がる千佳ちゃんと二人並んで楽しませて貰った。
「あーぁ、真純全然変わんないね。ホッとする」
ドライヤーで頭を乾かして貰いながら、千佳ちゃんが煎れてくれたハーブティーを飲む。
「そうかな?」
「うん、一緒に住んでた時の楽しかった感じを思い出した」
「楽しかったねぇ」
千佳ちゃんが同じ様に感じてくれていた事がとても嬉しい。
「はい、終わり」
「ん、じゃあ今度は私ね」
二人して立ち上がり、千佳ちゃんはラグに、私がソファーに座って攻守交代。
千佳ちゃんの髪は濡れると癖が出て少し巻いている。それをブラシで伸ばしながら乾かしていく。
これも、いつもの事だった。懐かしい……
「気持ちいい」
千佳ちゃんがふふっと笑う。
「そう?」
「うん。真純に髪触られるの好き」
「学生時代に戻ったみたいだね」
「ね」
そこで話題が途切れた。
ドライヤーの音だけが響く沈黙。イやな空気は全くない。でも、斎藤さんがどうだったのか、私は怖くて聞けずにいた。
「あーぁ、真純全然変わんないね。ホッとする」
ドライヤーで頭を乾かして貰いながら、千佳ちゃんが煎れてくれたハーブティーを飲む。
「そうかな?」
「うん、一緒に住んでた時の楽しかった感じを思い出した」
「楽しかったねぇ」
千佳ちゃんが同じ様に感じてくれていた事がとても嬉しい。
「はい、終わり」
「ん、じゃあ今度は私ね」
二人して立ち上がり、千佳ちゃんはラグに、私がソファーに座って攻守交代。
千佳ちゃんの髪は濡れると癖が出て少し巻いている。それをブラシで伸ばしながら乾かしていく。
これも、いつもの事だった。懐かしい……
「気持ちいい」
千佳ちゃんがふふっと笑う。
「そう?」
「うん。真純に髪触られるの好き」
「学生時代に戻ったみたいだね」
「ね」
そこで話題が途切れた。
ドライヤーの音だけが響く沈黙。イやな空気は全くない。でも、斎藤さんがどうだったのか、私は怖くて聞けずにいた。