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甘く、深く、繋がって
第19章 決心
周囲を広葉樹が囲み東側に大型の遊具、花壇と広い芝生を挟んで西側に広場を有するこの公園は休日にもなると子ども連れで賑わい、それなりの規模を有する。当然ベンチも配されているが、座る気はなかった。
振り向かずに進む俺に
「ねぇ、汚れた女だって知ってて側に置いてるの?」
焦れたようにみゆきが話し掛けて来た。
は?
汚れた女?
……真純、が?
そんな事、思いもしなかった。
「真純は汚れてない。汚れてんのは俺とかお前」
「何でよ!」
抗議と共に後ろから腕を強く引っ張られた。
「何で?お前さ、まさかとは思うけど、自分は清いつもりでいんの?」
振り向いて見下ろした俺にみゆきの頬が引きつれる。
「そ、そうは、思ってないけど……」
口調が弱まったのは一瞬で、直ぐに強気で言い返された。
「あの女だって十分汚れて」
「ない」
胸くそ悪い。
腕を振り払った俺に、なおも噛み付いてくる。
「汚れてるじゃない!三ヶ月もの間男とよろしくやっ」
嘲笑した言い様にその言葉、我慢ならない。喚く口を右手で覆って押さえ付けた。
「黙れ。それ以上言うと本気で絞めんよ?」
振り向かずに進む俺に
「ねぇ、汚れた女だって知ってて側に置いてるの?」
焦れたようにみゆきが話し掛けて来た。
は?
汚れた女?
……真純、が?
そんな事、思いもしなかった。
「真純は汚れてない。汚れてんのは俺とかお前」
「何でよ!」
抗議と共に後ろから腕を強く引っ張られた。
「何で?お前さ、まさかとは思うけど、自分は清いつもりでいんの?」
振り向いて見下ろした俺にみゆきの頬が引きつれる。
「そ、そうは、思ってないけど……」
口調が弱まったのは一瞬で、直ぐに強気で言い返された。
「あの女だって十分汚れて」
「ない」
胸くそ悪い。
腕を振り払った俺に、なおも噛み付いてくる。
「汚れてるじゃない!三ヶ月もの間男とよろしくやっ」
嘲笑した言い様にその言葉、我慢ならない。喚く口を右手で覆って押さえ付けた。
「黙れ。それ以上言うと本気で絞めんよ?」