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甘く、深く、繋がって
第19章 決心

「し、知りたくもないわよ」
みゆきの勢いが少し弱まった。
何か思う所でも、出来たのか……
ならばそのまま消えてくれ。
「お前の話は終わったか?」
返しを流して続けた言葉に、彼女は黙って口を閉ざす。
「もう十分分かっただろ?」
じっとその目を睨み据えた。
「俺は真純と別れない。それ以前にお前とどうこうなる事はあり得ない。お前がどんなに真純を口汚く罵ろうが、それは実際の真純とは程遠い、お前の稚拙な負け惜しみ」
「っ!」
「俺の怒りを買うだけ。互いに無駄な労力だろうが」
みゆきの顔が歪んでく。
「失せろよ」
構わず続けた俺に、みゆきの涙が決壊した。
何泣いてんの?意味不明。
泣けば何かが変わるとでも思ってんのかよ?
無駄。早く消えろ。
「わた、私は、拓真が好き、なの」
「迷惑」
「拓真とまた、一緒に居たいの」
「無理」
「私の方が先に拓真を好きなのに!あんな子が……何でっ!」
あんな子、ね。
ホント分かってねーのな。
「まだ真純を堕とす気か?」
低い、剣を含んだ声が出た。
ビクリとみゆきの肩が揺れる。
「これ以上俺を怒らせんなよ?」
ようやくその目に怯えが宿った。
みゆきの勢いが少し弱まった。
何か思う所でも、出来たのか……
ならばそのまま消えてくれ。
「お前の話は終わったか?」
返しを流して続けた言葉に、彼女は黙って口を閉ざす。
「もう十分分かっただろ?」
じっとその目を睨み据えた。
「俺は真純と別れない。それ以前にお前とどうこうなる事はあり得ない。お前がどんなに真純を口汚く罵ろうが、それは実際の真純とは程遠い、お前の稚拙な負け惜しみ」
「っ!」
「俺の怒りを買うだけ。互いに無駄な労力だろうが」
みゆきの顔が歪んでく。
「失せろよ」
構わず続けた俺に、みゆきの涙が決壊した。
何泣いてんの?意味不明。
泣けば何かが変わるとでも思ってんのかよ?
無駄。早く消えろ。
「わた、私は、拓真が好き、なの」
「迷惑」
「拓真とまた、一緒に居たいの」
「無理」
「私の方が先に拓真を好きなのに!あんな子が……何でっ!」
あんな子、ね。
ホント分かってねーのな。
「まだ真純を堕とす気か?」
低い、剣を含んだ声が出た。
ビクリとみゆきの肩が揺れる。
「これ以上俺を怒らせんなよ?」
ようやくその目に怯えが宿った。

