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甘く、深く、繋がって
第20章 そばに、いる
笑顔を作った私に、畠山さんは
「大丈夫、なんだな?」
覗き込むようにして確かめてくる。
「すぐにお帰り頂いたので、大丈夫です」
ゆっくり頷いてデスクに戻った。
「大丈夫なら良いんだ。……まだ終わらない?」
「はい」
近づいてきた畠山さんが書類に視線を落として大きくため息を吐く。見上げた顔は本当に嫌そうで
「島崎さんの、か……それ何時まで?」
「年明け早めに行く約束で契約を取ったようです」
「年明けぇ?」
またはぁと息を吐く。
「良いよ、これ俺に回して」
「でも」
畠山さんは黒田さんの大部分をカバーしてるので、かなりキチキチに予定が組んである。
「大丈夫。名古屋からくる渡部って奴、よく知ってんだ。そいつに回せそうなのは俺が直接交渉して頼むから。何を変更したか仕事初めまでに真純にメールする」
言いながら島崎さんの案件書に目を走らせる畠山さんの顔が険しい。
やっぱり詰めが甘いよね……
「ったく、またアイツは……」
渋み切った声で呟いて書類をデスクに戻した。
「……お知り合いなんですか?」
「ん?渡部?」
「はい」
「あぁ、俺が引き込んだんだ」
ニッと口角を上げ
「これ決まれば終わり?」
首を傾げて確認された。
「大丈夫、なんだな?」
覗き込むようにして確かめてくる。
「すぐにお帰り頂いたので、大丈夫です」
ゆっくり頷いてデスクに戻った。
「大丈夫なら良いんだ。……まだ終わらない?」
「はい」
近づいてきた畠山さんが書類に視線を落として大きくため息を吐く。見上げた顔は本当に嫌そうで
「島崎さんの、か……それ何時まで?」
「年明け早めに行く約束で契約を取ったようです」
「年明けぇ?」
またはぁと息を吐く。
「良いよ、これ俺に回して」
「でも」
畠山さんは黒田さんの大部分をカバーしてるので、かなりキチキチに予定が組んである。
「大丈夫。名古屋からくる渡部って奴、よく知ってんだ。そいつに回せそうなのは俺が直接交渉して頼むから。何を変更したか仕事初めまでに真純にメールする」
言いながら島崎さんの案件書に目を走らせる畠山さんの顔が険しい。
やっぱり詰めが甘いよね……
「ったく、またアイツは……」
渋み切った声で呟いて書類をデスクに戻した。
「……お知り合いなんですか?」
「ん?渡部?」
「はい」
「あぁ、俺が引き込んだんだ」
ニッと口角を上げ
「これ決まれば終わり?」
首を傾げて確認された。