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甘く、深く、繋がって
第20章 そばに、いる
そのまま簡単に予定表の説明をしていると、桐生さんがカクテルを届けてくれた。
それを見て、おもむろに山下さんが立ち上がる。
「河合さん、お疲れ様でした。かんぱーい!」
大きな声でグラスを掲げられて驚いた。
「かんぱーい!」
あちこちで声が上がってグラスが鳴って、慌てて頭を下げてグラスを掲げた。
「真純ちゃんお疲れー」
「あっありがとうございますっ」
色んな人とグラスを合わせる事になって、びっくり。
でもそれも始めだけ、あっという間に賑やかな宴会に巻き込まれてしまった。
先に始まっていた分は田中さんがちゃんと取り分けてくれていて、しっかりお料理を味わう事が出来た。けど……
ちょっと飲み過ぎちゃった……
田中さんが隣に居てくれる安心感からか、何時もより早いピッチでグラスが開いて、本日二回目のトイレ休憩。
鏡に映る顔は目元から頬にかけて赤く染まって恥ずかしい。
もう飲まないようにしなきゃ。
あまり飲み過ぎると眠くなっちゃうし……
ハンカチを水に浸して火照る頬を冷ます。一息吐いて廊下に出たら、少し先で桐生さんが振り返った。
それを見て、おもむろに山下さんが立ち上がる。
「河合さん、お疲れ様でした。かんぱーい!」
大きな声でグラスを掲げられて驚いた。
「かんぱーい!」
あちこちで声が上がってグラスが鳴って、慌てて頭を下げてグラスを掲げた。
「真純ちゃんお疲れー」
「あっありがとうございますっ」
色んな人とグラスを合わせる事になって、びっくり。
でもそれも始めだけ、あっという間に賑やかな宴会に巻き込まれてしまった。
先に始まっていた分は田中さんがちゃんと取り分けてくれていて、しっかりお料理を味わう事が出来た。けど……
ちょっと飲み過ぎちゃった……
田中さんが隣に居てくれる安心感からか、何時もより早いピッチでグラスが開いて、本日二回目のトイレ休憩。
鏡に映る顔は目元から頬にかけて赤く染まって恥ずかしい。
もう飲まないようにしなきゃ。
あまり飲み過ぎると眠くなっちゃうし……
ハンカチを水に浸して火照る頬を冷ます。一息吐いて廊下に出たら、少し先で桐生さんが振り返った。