この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
間接照明の柔らかな明かりに照らされる斎藤さんの身体。
決してごつごつしてる訳じゃない。無駄のない、引き締まった体躯に見惚れてしまう。
触れたくなって手を伸ばして、でも恥ずかしくて直前で手を引いた。
斎藤さんがふっと笑う。
「触って、真純」
今しがた引いて胸元を掴んでいた私の右手を取り、自分の左胸に押し当てる。
温かくて固い胸。直に触れたその感触にカーッと頬が熱くなった。
手のひらに斎藤さんの少し早い鼓動が響いてくる。
「すごいドキドキしてんの。分かる?」
聞かれて無言のままコクコク頷いた私に斎藤さんは少しだけ笑みを深くして、真面目な顔になった。
「俺さ、女なんてみんな一緒だと思ってて、抱くのに躊躇したり、緊張したこと今までなかったんだ」
淡々とした口調で突然話された話に驚いた。
……ソレって『女の子はセックス出来ればそれでいい』って時の事?
「でも真純に再会して、知れば知るほどそんないい加減な気持ちで抱けなくなった」
再会?
さらりと言われた身に覚えのない言葉。疑問と不安が湧いてくる。でもそれを確かめる前に
「真純を抱く時はドキドキする」
斎藤さんの話が続く。
決してごつごつしてる訳じゃない。無駄のない、引き締まった体躯に見惚れてしまう。
触れたくなって手を伸ばして、でも恥ずかしくて直前で手を引いた。
斎藤さんがふっと笑う。
「触って、真純」
今しがた引いて胸元を掴んでいた私の右手を取り、自分の左胸に押し当てる。
温かくて固い胸。直に触れたその感触にカーッと頬が熱くなった。
手のひらに斎藤さんの少し早い鼓動が響いてくる。
「すごいドキドキしてんの。分かる?」
聞かれて無言のままコクコク頷いた私に斎藤さんは少しだけ笑みを深くして、真面目な顔になった。
「俺さ、女なんてみんな一緒だと思ってて、抱くのに躊躇したり、緊張したこと今までなかったんだ」
淡々とした口調で突然話された話に驚いた。
……ソレって『女の子はセックス出来ればそれでいい』って時の事?
「でも真純に再会して、知れば知るほどそんないい加減な気持ちで抱けなくなった」
再会?
さらりと言われた身に覚えのない言葉。疑問と不安が湧いてくる。でもそれを確かめる前に
「真純を抱く時はドキドキする」
斎藤さんの話が続く。