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甘く、深く、繋がって
第21章 伝わる心
ゆっくり顔を上げてくれた斎藤さん。その瞳をじっと見詰めて。
「大丈夫、なんですよね?」
確かめる。
「あの人の所には、行かないですよね?」
「行かない」
首を左右に振りながら斎藤さんがきっぱりと言い切った。
「俺は真純が好きなんだ。真純と居たい」
真っ直ぐに見詰め返してくる、熱を帯びた真剣な眼差し。
鼻の奥がツーンとしてきた。

大丈夫

心の底からそう思える。
胸が温かい。

斎藤さんは私を見てくれている。私を大切にしてくれている。

笑顔になろうと思ったのに、それより先に涙が溢れた。
「いっ、一緒に、いて下さい」
言った瞬間引き寄せられて、斎藤さんに包まれる。
「それ、俺のセリフだから」
ギュッとキツく抱き締められた。
「一緒に居よう、真純。俺に真純を守らせて」
「……っ!」

そんな風に言ってもらえるなんて……

嬉しくて胸が痛い。
両脇の下から斎藤さんの肩に手を掛けてすがりつく。

私も、私も……

「私も、斎藤さんを守りたい、です」
「……っすみ」
さらにギュッと抱き締められて呼吸が制限される。少し息苦しくて、でも、嬉しい……
「ごめん、ダメ。離せない」
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