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第21章 伝わる心

膝下に腕を通して細い足を抱え上げる。身体を震わせ、待ちわびるかのように熱を帯びる瞳。
そっとあてがうだけで、また小刻みに震えて息を飲む。

可愛い……

「愛してるよ、真純」
「……たくま、さん」
「愛してる」
「っあ！」
挿れた瞬間、真純が小さく喘いだ。一瞬だけ強ばって、すぐに蕩けていく瞳。
「全部、真純にあげる」
「あぁ」
感じて揺れる眼差しに喉が鳴る。もっと乱してしまいたい。
「いっぱい、感じて」
「んんっ」
じわじわと押し進める俺に、急いたように真純が腰をせり上げた。
「っ……まっすみ」
熱い襞。絡み付かれて、包まれて、引き込まれるままに奥を突く。
「ん、あぁっ！」
それだけで真純が身体を痙攣させた。何かを奪おうとするかのように蠢く粘膜。締め付けられて目の前に火花が飛ぶ。
「はっ、ぁ……」

ヤバい……

急速に高まった射精感。

挿れただけでイかされて堪るか。

何とか気を逸らして、息を吐く。
見下ろした真純は恍惚とした目でトロリと俺を見上げてて。

ホント、愛しくて堪んない。

「イッちゃった？」
耳元に口を寄せて囁いただけ。なのに
「やっ、だ……」
キュウッと俺を締め付ける。