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甘く、深く、繋がって
第22章 冬休み
『ますみ』
私を呼ぶ斎藤さんの声。
『愛してる』
何度も何度も告げられて、熱く、深く揺らされた。
思い出すと、身体が疼く……
昨夜、期せずして両親の事を話す事になった。拓真さんの腕の中で泣きながら眠ってしまったせいか、今朝は夜明け前に目が覚めて、たくさん、たくさん話をした。
実は小さい頃に斎藤さんと出会っていた事。斎藤さんが私をすごく大切に思ってくれている事。私が不安に思っていた事も……
拓真さんは私の不安を感じ取って、話をしたいと思ってくれてた様に感じた。
『言ってくれないと、分からない』
『何でも聞いて?』
そう言って私を促した拓真さんの表情は優しくて、でもどこか切実で……
全部の不安がなくなった訳じゃない。
でも、分かってる。それは私の気の持ちよう。
斎藤さんは私を見て、私だけを求めてくれている。だから、自信を持って良い。
私は斎藤さんに愛されてる……
左手を包むようにして胸の前でギュッと手を握った。
斎藤さん……
穏やかに微笑む優しい顔を思い出して胸が温かくなる。
斎藤さんと出会えて、良かった……
私を呼ぶ斎藤さんの声。
『愛してる』
何度も何度も告げられて、熱く、深く揺らされた。
思い出すと、身体が疼く……
昨夜、期せずして両親の事を話す事になった。拓真さんの腕の中で泣きながら眠ってしまったせいか、今朝は夜明け前に目が覚めて、たくさん、たくさん話をした。
実は小さい頃に斎藤さんと出会っていた事。斎藤さんが私をすごく大切に思ってくれている事。私が不安に思っていた事も……
拓真さんは私の不安を感じ取って、話をしたいと思ってくれてた様に感じた。
『言ってくれないと、分からない』
『何でも聞いて?』
そう言って私を促した拓真さんの表情は優しくて、でもどこか切実で……
全部の不安がなくなった訳じゃない。
でも、分かってる。それは私の気の持ちよう。
斎藤さんは私を見て、私だけを求めてくれている。だから、自信を持って良い。
私は斎藤さんに愛されてる……
左手を包むようにして胸の前でギュッと手を握った。
斎藤さん……
穏やかに微笑む優しい顔を思い出して胸が温かくなる。
斎藤さんと出会えて、良かった……