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甘く、深く、繋がって
第22章 冬休み
「やっ!おにぃ、さ……あっ」
「良いね、君の声。そんな可愛い声でお兄さんって、ソソラれる」
クツクツと笑いながら大きな手で身体を撫でてくる。
「やめっ……いっや!」
どんなに嫌だと訴えても首を這う舌は止まってくれなくて、とうとう斎藤さんのパジャマの裾から手が滑り込んで来た。
「ひっ、や……」
ビクンと身体がすくむ。
遠慮なく伝う手が直に胸に触れてきて、頭を起こした斎藤さんのお兄さんが上機嫌に顔を綻ばせた。
「君、可愛いだけじゃなくて、身体も最高。すげぇ気持ち良い」
「やっめて……やめて下さい!」
懇願しても止まらない。
「ホントいいね。めちゃくちゃにしてやりたくなる。その泣き顔」
ニヤニヤと笑うその顔を、どうして斎藤さんと似てるなんて思ってしまったんだろう。
「あぁ、言っておくけど、どんなに泣いても止めないよ。弟のモノは俺のモノ、だろ?」
ニッとまた右だけ口角を引き上げた。
なっ……
何、それ?
驚いて改めて見上げた先にあったのは獲物を捕らえた悦に、歪む顔。
ゾクリと身体が冷えた。
「良いね、君の声。そんな可愛い声でお兄さんって、ソソラれる」
クツクツと笑いながら大きな手で身体を撫でてくる。
「やめっ……いっや!」
どんなに嫌だと訴えても首を這う舌は止まってくれなくて、とうとう斎藤さんのパジャマの裾から手が滑り込んで来た。
「ひっ、や……」
ビクンと身体がすくむ。
遠慮なく伝う手が直に胸に触れてきて、頭を起こした斎藤さんのお兄さんが上機嫌に顔を綻ばせた。
「君、可愛いだけじゃなくて、身体も最高。すげぇ気持ち良い」
「やっめて……やめて下さい!」
懇願しても止まらない。
「ホントいいね。めちゃくちゃにしてやりたくなる。その泣き顔」
ニヤニヤと笑うその顔を、どうして斎藤さんと似てるなんて思ってしまったんだろう。
「あぁ、言っておくけど、どんなに泣いても止めないよ。弟のモノは俺のモノ、だろ?」
ニッとまた右だけ口角を引き上げた。
なっ……
何、それ?
驚いて改めて見上げた先にあったのは獲物を捕らえた悦に、歪む顔。
ゾクリと身体が冷えた。