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甘く、深く、繋がって
第22章 冬休み
たとえ危険に晒されたとしても、私は拓真さんと一緒にいたい。
どんなに傷付けられても拓真さんと一緒なら、耐えられる。たくさん泣かされる羽目にあっても、最後には大丈夫って笑って言える。
もちろん、そんな事ない方が良い。でも、あるかどうかも分からない危険を恐れて拓真さんを諦めるなんて、出来ない。
そう、本気で思うから
「離さないで、下さい」
拓真さんに回した腕にもう一度力を込めた。
「真純……」
応えるようにキツく抱き締められて。
「離さない」
掠れた声のままで、でもはっきりと拓真さんが言った。
胸が、熱い。
「離せないんだ」
これ以上ない位身体を密着させて。
「真純のいない生活は考えられない」
切と告げられた思い。鼻の奥がツーンとしてきた。
拓真さん……
強く拓真さんに縋りつく。
「誰に、何を、どうされようと、私は拓真さんと……一緒が良いです。邪魔されたって、負けませんから」
そう、負けられない
みゆきさんにも、誰にも……
真面目に言ったつもりなのに、拓真さんにふっと笑われた。
「勇ましいね、真純」
キツく抱き締められていた腕が緩む。
どんなに傷付けられても拓真さんと一緒なら、耐えられる。たくさん泣かされる羽目にあっても、最後には大丈夫って笑って言える。
もちろん、そんな事ない方が良い。でも、あるかどうかも分からない危険を恐れて拓真さんを諦めるなんて、出来ない。
そう、本気で思うから
「離さないで、下さい」
拓真さんに回した腕にもう一度力を込めた。
「真純……」
応えるようにキツく抱き締められて。
「離さない」
掠れた声のままで、でもはっきりと拓真さんが言った。
胸が、熱い。
「離せないんだ」
これ以上ない位身体を密着させて。
「真純のいない生活は考えられない」
切と告げられた思い。鼻の奥がツーンとしてきた。
拓真さん……
強く拓真さんに縋りつく。
「誰に、何を、どうされようと、私は拓真さんと……一緒が良いです。邪魔されたって、負けませんから」
そう、負けられない
みゆきさんにも、誰にも……
真面目に言ったつもりなのに、拓真さんにふっと笑われた。
「勇ましいね、真純」
キツく抱き締められていた腕が緩む。