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甘く、深く、繋がって
第22章 冬休み
身体が離され、大きな手で両頬を包まれた。
コツンと額が合わさって
「ありがとう」
そっと唇が重なる。角度を変えながら啄んで、舌が滑り込んでくる。甘い、口付け。
「んっ……んんっ」
歯列の裏をなぞられて背筋がゾクリと震えた。
拓真さんの首に回した腕に力が入る。縋りついた身体を押され、ゆっくりベッドに倒されていた。
キスが、深まる。
混じり合う唾液。絡む舌に溶かされて、息が上がる。
「ん、ふぁ……んんっ……」
拓真さんが額から後ろに前髪をすくように、頭を撫でてくれる。繰り返されるその動作に『愛しい』と言ってもらえているようで、胸の奥から熱くなる。
ピタリと重なり、身体を圧されるその感覚に安心する。

拓真さん、拓真さん……

さっきは触られるだけでも嫌だったのに、拓真さんに施される一つ一つに身体が昂って、もっと欲しくなる。
零れ落ちる涙を拭って唇から目じりへ、そこから耳を辿って首筋へ滑る唇、弄(ナブ)る舌。
「……全部、消してやる」
突然ピリッと尖った声がした。同時に咬みつく様なキスが降ってくる。
「んんっ、あっ……」
「……っそ、兄貴」
不機嫌そうな呟きに、蘇った嫌悪感。
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