この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
「了解」
「じゃ」
お兄さんが先に出て行って、パタンとドアが閉まる。ホッとしていると拓真さんがゆっくり私を振り返った。
「怖い?」
「……はい」
正直に応えた私に眉が下がる。
「だよね」
小さく息を吐いて
「ゴメン」
そっと腕の中に包み込まれた。
「年末年始、特別予定もないし、どっか夜景の綺麗なホテルにでも泊まりに行こう」
それは思いもしなかった提案で、胸の奥がキュッとなった。
「きょう、からですか?」
「もちろん」
迷いなく返された言葉。
もうお兄さんに会わずに済む事に安心して、加えてちょっとした旅行に行くみたいで嬉しくなる。
「ありがとうございます」
拓真さんの胸に顔を埋めるとギュッと抱き締めてくれた。
「もう出なきゃいけないから、俺の準備も頼んで良い?」

拓真さんのも私が準備するの?

まるで旦那さんのお世話をする奥さんみたいなシチュエーション。考えただけでドキドキする。
「……はい」
「ん、よろしく。クローゼットの右奥にトランクあるから、取り敢えず三泊分位?」
「はい」
もう一度ギュッと抱き寄せてから腕を解かれた。
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ