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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
ガラス越しに見る店内には見知った店員さん達と親しげに話すお客さん?達。笑顔がたくさん溢れてた。
拓真さんはキッチン。探すまでもなく、目に飛び込んできた後ろ姿。真っ白なコックコート。今日はオレンジのタイを着けてる。スラッとして細身に見えるけど、しっかり鍛えてある。
そうちゃんは毎日走って筋トレとかストレッチしてたけど、拓真さんもしてるのかな……でも、いつ?
考えながら動かした視線の先で
あ、佐伯さん赤ちゃん抱っこしてる!
慣れた様子で赤ちゃんを抱く佐伯さん。隣にはホールの女性のスタッフと笑顔で話す奥さんらしき女の人。蜂蜜色のフワフワな髪の毛に真っ白な肌、青い瞳。
か、可愛い……
外国の方、だよね?
体格の良い佐伯さんの隣に並ぶとまさに、美女と……
思わず見とれそうになって慌てて、スーツケースの取手を握り直した。コロコロ引きながら入り口に向かう。いつもはメニューを掛けてあるイーゼルに、16時から招待客と関係者で貸し切りにする旨を丁寧に詫びる案内が掛かっていた。
プライベートな時間に混ぜてもらえる事が嬉しい。自然と笑みが浮かんだ。
拓真さんはキッチン。探すまでもなく、目に飛び込んできた後ろ姿。真っ白なコックコート。今日はオレンジのタイを着けてる。スラッとして細身に見えるけど、しっかり鍛えてある。
そうちゃんは毎日走って筋トレとかストレッチしてたけど、拓真さんもしてるのかな……でも、いつ?
考えながら動かした視線の先で
あ、佐伯さん赤ちゃん抱っこしてる!
慣れた様子で赤ちゃんを抱く佐伯さん。隣にはホールの女性のスタッフと笑顔で話す奥さんらしき女の人。蜂蜜色のフワフワな髪の毛に真っ白な肌、青い瞳。
か、可愛い……
外国の方、だよね?
体格の良い佐伯さんの隣に並ぶとまさに、美女と……
思わず見とれそうになって慌てて、スーツケースの取手を握り直した。コロコロ引きながら入り口に向かう。いつもはメニューを掛けてあるイーゼルに、16時から招待客と関係者で貸し切りにする旨を丁寧に詫びる案内が掛かっていた。
プライベートな時間に混ぜてもらえる事が嬉しい。自然と笑みが浮かんだ。