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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
「大丈夫ですか?」
至近距離から覗き込まれてドキッとする。
「だっ大丈夫です。ありがとうございました」
慌ててお礼を言った私を庇うように背中に隠し
「河合さんは、駄目ですよ」
シンシアさんを穏やかに牽制する。
ん?
「どーして?」
不満そうなシンシアさん。
「タクが」
桐生さんが話そうとしたその時
「ひやん!」
後ろからお腹に回ってきた腕にグイッと引き寄せられた。次いで
「いらっしゃい」
すぐ耳元で聞こえた拓真さんの声。ビクンと肩が震え、一気に顔が熱くなった。
「たっ拓真さん」
密着する背中。恥ずかしくて身動ぎしてみたけれど、当然離してくれる訳もなく。髪に口元を埋めるようにして
「待ってた」
囁かれた言葉に、またしても心臓が跳ねた。そこからドキドキ早回り。
やっ、あの……
み、みんなの前、で……
恥ずかしい、です……
赤い顔を見られたくなくて俯いてると拓真さんの腕が緩んだ。
ほっとして振り返ろうとしてクルンと身体が回転する。
「きゃっ、あっ」
今度は正面から抱き締められてしまった。
「たっ拓真さん!」
慌てて拓真さんの二の腕を叩いてみたけれど
「ちょっとだけ」
耳元で囁かれた甘い声に腰が砕けそう。
至近距離から覗き込まれてドキッとする。
「だっ大丈夫です。ありがとうございました」
慌ててお礼を言った私を庇うように背中に隠し
「河合さんは、駄目ですよ」
シンシアさんを穏やかに牽制する。
ん?
「どーして?」
不満そうなシンシアさん。
「タクが」
桐生さんが話そうとしたその時
「ひやん!」
後ろからお腹に回ってきた腕にグイッと引き寄せられた。次いで
「いらっしゃい」
すぐ耳元で聞こえた拓真さんの声。ビクンと肩が震え、一気に顔が熱くなった。
「たっ拓真さん」
密着する背中。恥ずかしくて身動ぎしてみたけれど、当然離してくれる訳もなく。髪に口元を埋めるようにして
「待ってた」
囁かれた言葉に、またしても心臓が跳ねた。そこからドキドキ早回り。
やっ、あの……
み、みんなの前、で……
恥ずかしい、です……
赤い顔を見られたくなくて俯いてると拓真さんの腕が緩んだ。
ほっとして振り返ろうとしてクルンと身体が回転する。
「きゃっ、あっ」
今度は正面から抱き締められてしまった。
「たっ拓真さん!」
慌てて拓真さんの二の腕を叩いてみたけれど
「ちょっとだけ」
耳元で囁かれた甘い声に腰が砕けそう。