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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
ドキッとしてギュッとなる。みぞおちの辺りがソワソワする。
「やっ、あっの、何も……拓真さんは何も、してません
「そう?」
聞き返してくる拓真さんの顔付きは物憂げで。
「して、ないです」」
繰り返す声に力が入った。

本当に、拓真さんは何もしていない。私……私が勝手にソウ感じて不安になった、だけ……

「うん……じゃあ何で不安になったの?」
「っ!」
鼓動が早くなる。
耳を弄っていた左手が髪をすいて後ろ頭に回されていた。袖を軽く捲った腕が目の横を渡り、私の視界を遮る。見えるのは拓真さん、だけ。
「ますみ」
真っ直ぐな瞳に促され、もう言い逃れは出来ない。
「……い、嫌がられたのかと、思って……」
恐る恐る、伺うように口にしたさっきの気持ち。
「嫌がる?……何を?」
首を傾げて拓真さんが聞いてくる。

こんなマイナス思考で、すぐ不安になる私の事……言いたくない……
言って愛想をつかれるのが、怖い

「さ、佐伯さんの……紹介」
声が、震えた。
「あぁ、未来の嫁さん?」
「……はい」
返す言葉が小さくなった。表情を変えない拓真さんにまた不安になっていく。
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