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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
「ううん。私こそちゃんと話さないままはるちゃん家にお邪魔して、そのままでごめんなさい」
「……もう、大丈夫なの?」
聞いてくるはるちゃんの表情は優れない。
大丈夫。
拓真さんは私と一緒にいてくれる。私を愛してくれている。
それに……もしまた会ったとしても私は負けない。そう決めたの。
だから
「うん、大丈夫」
少しでも安心してもらいたくて口角を上げて見せた。
はるちゃんはじっと私を見て
「そう……気を付けてね」
ようやく頷いてくれた。
「……トラブル事態は解決してるんだな?」
黙って聞いていた壮ちゃんに念を押され、拓真さんがギュッと手を握ってくれた。それはみゆきさんの事を『問題ない』と伝えてくれているようで。
「うん。大丈夫」
壮ちゃんの目を見てちゃんと応える事が出来た。
大丈夫。
私はこの温もりを、信じているから……
改めて拓真さんの手を握り直す。
手を繋いでもらえてて、良かった。
壮ちゃんが私を見詰めていた。
「なら、良い」
一つ頷いて
「体調はどうだ?ちゃんと食べられてるのか?」
変わらない口調。確認されてドキッとする。
私は何かあるとすぐに食べられなくなる。
「……もう、大丈夫なの?」
聞いてくるはるちゃんの表情は優れない。
大丈夫。
拓真さんは私と一緒にいてくれる。私を愛してくれている。
それに……もしまた会ったとしても私は負けない。そう決めたの。
だから
「うん、大丈夫」
少しでも安心してもらいたくて口角を上げて見せた。
はるちゃんはじっと私を見て
「そう……気を付けてね」
ようやく頷いてくれた。
「……トラブル事態は解決してるんだな?」
黙って聞いていた壮ちゃんに念を押され、拓真さんがギュッと手を握ってくれた。それはみゆきさんの事を『問題ない』と伝えてくれているようで。
「うん。大丈夫」
壮ちゃんの目を見てちゃんと応える事が出来た。
大丈夫。
私はこの温もりを、信じているから……
改めて拓真さんの手を握り直す。
手を繋いでもらえてて、良かった。
壮ちゃんが私を見詰めていた。
「なら、良い」
一つ頷いて
「体調はどうだ?ちゃんと食べられてるのか?」
変わらない口調。確認されてドキッとする。
私は何かあるとすぐに食べられなくなる。