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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
壮ちゃんが、心配してる事?
……啓太との事、かな。
自由を奪ったり、壮ちゃんたちと連絡出来ないようしたりする事?
「何故そう断言できる?」
「タクが、すみちゃんに本気だからですよ」
本気って……
桐生さんその言葉にじわんと頬が熱くなる。
「そんなことは根拠にならない」
壮ちゃんはわずかに眉を寄せ取り合わない。でも桐生さんはその返しにフフッと笑った。
「壮先輩は僕が何を言ってもご自分で確認されないと納得なさらないでしょう?」
「……」
「ですから、僕の紹介はそれだけです」
今度はニコリと笑みを深めて。
「それ以上の事はタクに直接確認なさって下さい。タクは、壮先輩のお眼鏡に叶うと思いますよ」
柔らかな眼差し。拓真さんを見て、次いで私に向かって頷いた。
「すみちゃん、あっちにタクが作ったキッシュがありますから一緒に食べましょう」
この場を離れる様に促され、思わず首を振る。
「後で、食べます」
ただでさえ壮ちゃんは拓真さんの事を歓迎しているようには見えないのに、三人だけになんてさせたくない。
「すみちゃん」
「嫌です。拓真さんと一緒にいます」
……啓太との事、かな。
自由を奪ったり、壮ちゃんたちと連絡出来ないようしたりする事?
「何故そう断言できる?」
「タクが、すみちゃんに本気だからですよ」
本気って……
桐生さんその言葉にじわんと頬が熱くなる。
「そんなことは根拠にならない」
壮ちゃんはわずかに眉を寄せ取り合わない。でも桐生さんはその返しにフフッと笑った。
「壮先輩は僕が何を言ってもご自分で確認されないと納得なさらないでしょう?」
「……」
「ですから、僕の紹介はそれだけです」
今度はニコリと笑みを深めて。
「それ以上の事はタクに直接確認なさって下さい。タクは、壮先輩のお眼鏡に叶うと思いますよ」
柔らかな眼差し。拓真さんを見て、次いで私に向かって頷いた。
「すみちゃん、あっちにタクが作ったキッシュがありますから一緒に食べましょう」
この場を離れる様に促され、思わず首を振る。
「後で、食べます」
ただでさえ壮ちゃんは拓真さんの事を歓迎しているようには見えないのに、三人だけになんてさせたくない。
「すみちゃん」
「嫌です。拓真さんと一緒にいます」