この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
全てが私だけに向けられていてるのは明らかで……
愛されていると実感する。求められていると嬉しくなる。
私の気持ちは拓真さん一色に染め上げられて。
もっと一緒にいたい。ずっと囚われていたい。
じわりと目頭が熱くなった。
「……うん」
ゆっくり頷いた私を見詰める千佳ちゃんの瞳は優しい。
背中から回された手に頭を引き寄せられていた。千佳ちゃんの肩に寄り添い、その手に頭を撫でられる。
「いっぱい拓真に愛してもらいなね」
少し低めの柔らかなアルト。
「……ん」
「あぁ、それなら大丈夫。でしょう?」
少しからかうような問い掛けに思わず振り仰いだ桐生さんは、でも穏やかな笑みで私を見てくれていて
「あっちも、大丈夫ですよ」
少しだけ拓真さんと壮ちゃんたちの方へ視線を流し、頷いてくれた。
「ですね。壮助さんを説得できないとアウトだし」
ちょっと意地悪な千佳ちゃんの言葉。でも、その瞳は優しく笑っていて。
二人が拓真さんに信頼を寄せているのが伝わってくる。
色んな事が嬉しくて、目の前が滲む。
「ありがとうございます」
お礼を伝える声が震えてしまった。
愛されていると実感する。求められていると嬉しくなる。
私の気持ちは拓真さん一色に染め上げられて。
もっと一緒にいたい。ずっと囚われていたい。
じわりと目頭が熱くなった。
「……うん」
ゆっくり頷いた私を見詰める千佳ちゃんの瞳は優しい。
背中から回された手に頭を引き寄せられていた。千佳ちゃんの肩に寄り添い、その手に頭を撫でられる。
「いっぱい拓真に愛してもらいなね」
少し低めの柔らかなアルト。
「……ん」
「あぁ、それなら大丈夫。でしょう?」
少しからかうような問い掛けに思わず振り仰いだ桐生さんは、でも穏やかな笑みで私を見てくれていて
「あっちも、大丈夫ですよ」
少しだけ拓真さんと壮ちゃんたちの方へ視線を流し、頷いてくれた。
「ですね。壮助さんを説得できないとアウトだし」
ちょっと意地悪な千佳ちゃんの言葉。でも、その瞳は優しく笑っていて。
二人が拓真さんに信頼を寄せているのが伝わってくる。
色んな事が嬉しくて、目の前が滲む。
「ありがとうございます」
お礼を伝える声が震えてしまった。