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甘く、深く、繋がって
第23章 長い一日
えっ?
あれ?
ど……して?
克巳さんには嫌悪感しか感じなかったのに、千佳ちゃんの指は僅かな動きで私の身体に緋を灯す
あっ……やっ……
耳の後ろを這う指先に身体が勝手に反応する。
腰から背中に掛けてゾクリと震え、お腹の下の方がジーンと熱い。
「ち、千佳、ちゃん」
咄嗟に千佳ちゃんの右手を左手でギュッと掴んだ。
「何?」
千佳ちゃんの瞳は艶を帯びたまま。変わらぬ笑顔で私をじっと見返してくる。頬がすごく熱いから私の変化に何かしら気付きそうなのに。
『何?』じゃ、ないよ……
でも口にするのは恥ずかしくて、眉が下がる。黙って見上げると千佳ちゃんが目を細め、クスッと笑った。スイッと顔が近付いてくる。頭の後ろ回った手に引き寄せられ、千佳ちゃんの腕の中。
「可愛いね、真純」
耳のすぐ上で囁かれて、掛かる吐息にピクンと身体が跳ねた。
「ね、一緒に帰ろう?」
降ってくる甘い誘い。キュッと頭を抱きしめられる。
「ち、ちちちち千佳ちゃん?」
動揺して思い切りどもってしまった。
「ふっ」
千佳ちゃんが小さく肩を震わせ笑い出す。少しだけ腕が緩んだ。
「ホント、可愛い」
あれ?
ど……して?
克巳さんには嫌悪感しか感じなかったのに、千佳ちゃんの指は僅かな動きで私の身体に緋を灯す
あっ……やっ……
耳の後ろを這う指先に身体が勝手に反応する。
腰から背中に掛けてゾクリと震え、お腹の下の方がジーンと熱い。
「ち、千佳、ちゃん」
咄嗟に千佳ちゃんの右手を左手でギュッと掴んだ。
「何?」
千佳ちゃんの瞳は艶を帯びたまま。変わらぬ笑顔で私をじっと見返してくる。頬がすごく熱いから私の変化に何かしら気付きそうなのに。
『何?』じゃ、ないよ……
でも口にするのは恥ずかしくて、眉が下がる。黙って見上げると千佳ちゃんが目を細め、クスッと笑った。スイッと顔が近付いてくる。頭の後ろ回った手に引き寄せられ、千佳ちゃんの腕の中。
「可愛いね、真純」
耳のすぐ上で囁かれて、掛かる吐息にピクンと身体が跳ねた。
「ね、一緒に帰ろう?」
降ってくる甘い誘い。キュッと頭を抱きしめられる。
「ち、ちちちち千佳ちゃん?」
動揺して思い切りどもってしまった。
「ふっ」
千佳ちゃんが小さく肩を震わせ笑い出す。少しだけ腕が緩んだ。
「ホント、可愛い」