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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
好意的に受け止められた感はない。
果たして言葉通りに取って良いものなのか……

表情が変化しないソウスケさんがどう感じたのかを読み取ることは難しくて。とりあえずは分かってもらえたと思う事にする。
じっと黙ってビールのグラスを注視していたソウスケさんがゆっくり目を閉ざした。そして
「真純の自己肯定感の低さは、俺たちにも一因があるんだ」
変わらぬ口調で告げられた事に驚いた。

一因が、ある?

目蓋を上げたソウスケさんと目が合った。
「君といる事で真純が自信を持てる様になれるのなら、真純にとってそれほど良い事はない」
静かな眼差し。
……一応は認められた、という事か?
いや、それよりも
「どういう事か伺ってもいいですか?」
表情が硬くなっているのが自分でも分かった。
ソウスケさんが隣のハルカさんへ視線を移す。同じくハルカさんもソウスケさんを見上げて。二人は無言で何かを確認しているかのようだった。眉を下げたハルカさんに頷かれ、ソウスケさんが俺の方へ向き直る。そして告げられたのは思いもしない事だった。
「俺たちは小学二年の真純を一人残し、高校を卒業と同時に養父母の家を出たんだ」
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