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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
俺がソウスケさん達に悪く思われないようにしてくれた真純。それを言い訳にあの場では白を切った。でも、みゆきの話をしない訳にはいかない。
「彼女の身に危険が迫る恐れがあったから、なんです」
「……どういう事だ?」
僅かではあるがソウスケさんの口調が曇ったのが分かった。
「先ほど真純さんは倒れたのに俺は関係ないと言い、俺も思い当たることはないとお伝えました」
「あぁ」
「でもそれは、正しくありません」
変わらない瞳でソウスケさんが俺を見ている。
「真純の話していたトラブルに合った他社の人というのは、恐らく俺が……昔一度だけ関係を持った女です」
ハルカさんの目が大きく見開かれた。
「真純さんに確認しても彼女は認めません。でも、俺はそいつだと思っています」
「……なぜそう思う?」
それは相変わらず淡々とした聞き方で。
「みゆきという女性なのですが、当時から名前以外名字も連絡先も何も知りません」
そう言って、俺はみゆきと自分の関係から話を始めた。
高校の時に一度だけ関係を持った事。それ以降は連絡を取っていなかった事……
「彼女の身に危険が迫る恐れがあったから、なんです」
「……どういう事だ?」
僅かではあるがソウスケさんの口調が曇ったのが分かった。
「先ほど真純さんは倒れたのに俺は関係ないと言い、俺も思い当たることはないとお伝えました」
「あぁ」
「でもそれは、正しくありません」
変わらない瞳でソウスケさんが俺を見ている。
「真純の話していたトラブルに合った他社の人というのは、恐らく俺が……昔一度だけ関係を持った女です」
ハルカさんの目が大きく見開かれた。
「真純さんに確認しても彼女は認めません。でも、俺はそいつだと思っています」
「……なぜそう思う?」
それは相変わらず淡々とした聞き方で。
「みゆきという女性なのですが、当時から名前以外名字も連絡先も何も知りません」
そう言って、俺はみゆきと自分の関係から話を始めた。
高校の時に一度だけ関係を持った事。それ以降は連絡を取っていなかった事……