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第24章 対峙

包み隠さず全てを伝え、みゆきの言動から真純に何らかの行動を取っているのは確実な事、真純が体調を崩してから行動がエスカレートしているように思える事。真純はみゆきがトラブルの相手だと認めないが否定もしない事。などから、みゆきが原因だと考えていると伝え、謝罪した。
口を閉ざしたソウスケさんに対し嫌悪感を表したのは涙を浮かべたままのハルカさんで。
「女性とそんな付き合い方をなさる方に真純はお預け出来ません」
トラブルの件には触れもせず、言い切られてしまった。
みゆきとの関係の在り方から指摘されると何も返せない。みゆきに限らず、女をセックスの相手としか思っていなかったのは紛れようもない事実。
真純に対してもそう。水族館で気付くまで、そういう目で見ていた面があるのは否めない。
「真純さん以前の女性との付き合い方について、言い訳は出来ません」
その言葉にハルカさんの視線がさらに厳しくなる。
「女性を大切にしたいと思ったのは真純さんが初めてなので……」
どう自分の気持ちを伝えれば信用してもらえるのか、皆目見当が付かない。
そもそも俺自身、女を愛せると思っていなかったし……