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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
「今すぐ信用していただくのは難しいと思います。でも、真純さんを想う気持ちに偽りはありません」
ハルカさんの言葉はもっともで。
「信用以前の問題です」
強張ったハルカさんの言葉に黙るしかない。過去は取り消せない。
ソウスケさんが一度隣を見下ろしてから俺へ視線を戻した。
「その話、真純には?」
「関係を持ったという直接的な言葉は避けましたが、それ以外は伝えてはいます」
それは真純を思って、と言うよりはみゆきとのコトを想像されたくなかったから、なのだが。
「真純は?」
「みゆきに対しては怖かったと。俺には言葉では何も……」
真純は一言も俺を詰(なじ)らない。俺が何も言わせなかったのかも知れない……でも
「話した後も、真純さんは変わらず側にいてくれています」
過去を受け入れてもらったとは思わないが、変わらずにいてくれる。その事を嬉しく思う。
ソウスケさんはジッと俺の目を見ていた。
「……真純が自分の意思で君の側にいるんだな?」
確認してくる淡々とした口調。
離したくないと離せないと伝えた事は何度もある。でも真純はそれとは関係なく、俺と一緒にいたいと望んでくれる。
「無理強いは、していないつもりです」
ハルカさんの言葉はもっともで。
「信用以前の問題です」
強張ったハルカさんの言葉に黙るしかない。過去は取り消せない。
ソウスケさんが一度隣を見下ろしてから俺へ視線を戻した。
「その話、真純には?」
「関係を持ったという直接的な言葉は避けましたが、それ以外は伝えてはいます」
それは真純を思って、と言うよりはみゆきとのコトを想像されたくなかったから、なのだが。
「真純は?」
「みゆきに対しては怖かったと。俺には言葉では何も……」
真純は一言も俺を詰(なじ)らない。俺が何も言わせなかったのかも知れない……でも
「話した後も、真純さんは変わらず側にいてくれています」
過去を受け入れてもらったとは思わないが、変わらずにいてくれる。その事を嬉しく思う。
ソウスケさんはジッと俺の目を見ていた。
「……真純が自分の意思で君の側にいるんだな?」
確認してくる淡々とした口調。
離したくないと離せないと伝えた事は何度もある。でも真純はそれとは関係なく、俺と一緒にいたいと望んでくれる。
「無理強いは、していないつもりです」