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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
「これは真純さんに話すつもりはないのですが――」
そう前置きして、結システムの社長と話をした事を告げた。
黒田の件もあったからか社長は二つ返事で真純の安全確保に努める事を約束してくれた。
その後オフィスビルの管理会社へ行き事情を説明して要望を出した事、今朝その回答があった事も合わせて伝えるとソウスケさんに無言で続きを促された。
俺の出した要望は三つ。
監視カメラの映像からみゆきの人物を特定する事。
その上で過去のセキュリティパスの記録からみゆきが結システムのフロアに出入りした日時を洗い出す事。
結システムのフロアには共有スペースであっても他社のパスでは入れないようにする事。
その全てに対応してもらえる事になった。
そして管理会社側から、万が一フロア内に入られた場合の対処として、退出時に他社のパスを使用するとロックが掛かり、警備員が対応する事。もしそれがみゆきだった場合、速やかに彼女を拘束し、真純の安全の確認をするとの提案をしてもらえた。
管理会社の反応の素早さに、みゆきが真純のオフィスビルに入れる事を疑った時点で動けば良かった。
そう悔いて。
もうこれ以上は、危険な目に合わせない……
改めて誓う。
そう前置きして、結システムの社長と話をした事を告げた。
黒田の件もあったからか社長は二つ返事で真純の安全確保に努める事を約束してくれた。
その後オフィスビルの管理会社へ行き事情を説明して要望を出した事、今朝その回答があった事も合わせて伝えるとソウスケさんに無言で続きを促された。
俺の出した要望は三つ。
監視カメラの映像からみゆきの人物を特定する事。
その上で過去のセキュリティパスの記録からみゆきが結システムのフロアに出入りした日時を洗い出す事。
結システムのフロアには共有スペースであっても他社のパスでは入れないようにする事。
その全てに対応してもらえる事になった。
そして管理会社側から、万が一フロア内に入られた場合の対処として、退出時に他社のパスを使用するとロックが掛かり、警備員が対応する事。もしそれがみゆきだった場合、速やかに彼女を拘束し、真純の安全の確認をするとの提案をしてもらえた。
管理会社の反応の素早さに、みゆきが真純のオフィスビルに入れる事を疑った時点で動けば良かった。
そう悔いて。
もうこれ以上は、危険な目に合わせない……
改めて誓う。