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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
「よく管理会社が動いたな」
「はい……」
それは俺も感じた事で。
管理会社に詳しく説明した訳ではない。ストーカーという単語も使わなかった。
ただ、真純の名前を出した後から対応してくれた警備担当の大石さんの目付きが険しくなった辺り、真純と面識があるんだろう。恐らくはそれが好意的に働いた……
結システムの社長にしてもそうだ。真純が倒れた日時とみゆきの出入りが重なっている事の確認が取れれば、会社としてみゆきの雇用先にみゆきの移動もしくは退職の交渉をするとまで言ってくれた。
誰に対しても、真っ直ぐに応えようとする真純。彼女を知る周りが彼女の為に動いてくれるのも、それ故だろう。
まだみゆきはあそこにいる。安心出来ない今、周りからのサポートに感謝する。
「そんな個人的な事に周りを巻き込んで……真純のプライバシーはどうなるんです?あなたが真純に関わるのを止めれば済む事じゃないんですか?」
ハルカさんの言葉が突き刺さる。
でも、同意する事は出来ない。
「ハルはそれが真純に幸せだと思うのか?」
「!」
思いもよらないソウスケさんの言葉に、目を見開くほど驚いた。
「はい……」
それは俺も感じた事で。
管理会社に詳しく説明した訳ではない。ストーカーという単語も使わなかった。
ただ、真純の名前を出した後から対応してくれた警備担当の大石さんの目付きが険しくなった辺り、真純と面識があるんだろう。恐らくはそれが好意的に働いた……
結システムの社長にしてもそうだ。真純が倒れた日時とみゆきの出入りが重なっている事の確認が取れれば、会社としてみゆきの雇用先にみゆきの移動もしくは退職の交渉をするとまで言ってくれた。
誰に対しても、真っ直ぐに応えようとする真純。彼女を知る周りが彼女の為に動いてくれるのも、それ故だろう。
まだみゆきはあそこにいる。安心出来ない今、周りからのサポートに感謝する。
「そんな個人的な事に周りを巻き込んで……真純のプライバシーはどうなるんです?あなたが真純に関わるのを止めれば済む事じゃないんですか?」
ハルカさんの言葉が突き刺さる。
でも、同意する事は出来ない。
「ハルはそれが真純に幸せだと思うのか?」
「!」
思いもよらないソウスケさんの言葉に、目を見開くほど驚いた。