この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
同じ様に大きく目を見開いたハルカさんがすぐに眉を下げ、ソウスケさんを見上げる。
「壮助は真純が危険な目に遭わされても、こんな人と一緒にいるのが幸せだと言うの?」
……こんな人、ね
その言葉には反論する余地もない。
「それは真純が決める事だろう」
俺への嫌悪を顕にするハルカさんに対し、ソウスケさんは相変わらず抑揚を抑えた口調で。静かな目でハルカさんを見下ろす。彼の腕を掴むハルカさんの手が震えた。
「今一緒にいて、真純は辛そうか?」
「……っ」
ハルカさんが固く口を閉ざす。
「俺には真純が斎藤君を信用している様に見えた。あの、真純がな」
「……」
何も返さないハルカさんを見詰めたまま
「それに、斎藤君は俺達に誠実であろうとしてくれている。だからハルもいるこの場で、真純が隠した自身の過去を話したんだろう?」
続けられた言葉に思わず歯を噛み締めていた。
「……」
ハルカさんの視線が下に落ちる。ソウスケさんの腕を強く掴んで押し黙る。しばらくして発せられたのは
「真純が傷付く事は目に見えてるのに、見守らなくちゃいけないの?」
苦しそうな言葉で。
「壮助は真純が危険な目に遭わされても、こんな人と一緒にいるのが幸せだと言うの?」
……こんな人、ね
その言葉には反論する余地もない。
「それは真純が決める事だろう」
俺への嫌悪を顕にするハルカさんに対し、ソウスケさんは相変わらず抑揚を抑えた口調で。静かな目でハルカさんを見下ろす。彼の腕を掴むハルカさんの手が震えた。
「今一緒にいて、真純は辛そうか?」
「……っ」
ハルカさんが固く口を閉ざす。
「俺には真純が斎藤君を信用している様に見えた。あの、真純がな」
「……」
何も返さないハルカさんを見詰めたまま
「それに、斎藤君は俺達に誠実であろうとしてくれている。だからハルもいるこの場で、真純が隠した自身の過去を話したんだろう?」
続けられた言葉に思わず歯を噛み締めていた。
「……」
ハルカさんの視線が下に落ちる。ソウスケさんの腕を強く掴んで押し黙る。しばらくして発せられたのは
「真純が傷付く事は目に見えてるのに、見守らなくちゃいけないの?」
苦しそうな言葉で。