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甘く、深く、繋がって
第24章 対峙
「斎藤君は真純を傷付けたりはしない。その為に動いているだろう?」
ソウスケさんの言葉に再び涙を溢れさせた。
「その事じゃない!」
僅かに高くなった声。でもそれは始めだけ
「今まで女性を大切にしたことのないような人が真純を……真純だけを大切にだなんて、私には信じられない」
二言目からは抑えた声で苦しそうに。
ソウスケさんが小さく息を吐く。
「ハル、真純を守りたい思いが強くなければ、ここまで大々的に他人を巻き込めない。彼の過去じゃなく、今を見ろ」
一度口を閉ざし、眉根をわずかに寄せた。気遣わしげな眼差しと
「ハルは真純がどんな男と付き合おうと同じ事を案じるんだ。自分でも分かってるだろう?」
静かな声。ハルカさんの手が震えている。
「ハルの、真純を心配する気持ちも自分を責める気持ちも分かる。でも、やっと真純が動けたんだ。それを俺やハルの主観で絶つべきじゃない。もちろん」
視線がハルカさんから俺へ移された。その厳しい目付きに姿勢を正す。
「危害が加えられるような事になれば別だ。真純が嫌がろうが連れ戻すし、それなりの制裁も受けてもらう」
俺を真っ直ぐに見据えるソウスケさんが本気で言っているのは明らかで。
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