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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
ベッドルームの奥にあったバスルームはまさかの全面ガラス張りで。
「こ、来ないで下さいね?」
伺う様に見上げると
「ベッドに横になって見てたらダメ?」
右だけ口角を上げた意地悪な微笑みで見下ろされた。でも
「ダメです」
首を左右に振りながら繰り返した私に
「残念」
とだけ言って、拓真さんはリビングへ戻ってくれた。
開けた視界に落ち着かなくてドキドキしたけれど、湯船に浸かるのは気持ちが良い。リラックスしてお風呂から上がり、ベッドルームとの境に引き戸がある事に気が付いた。
どれだけ緊張してたんだろう……
もしかして、拓真さんは気付いてた……?
心持ち拗ねた気分でリビングに戻る。
拓真さんはソファーに寛いだ姿勢でウイスキーのグラスを傾けていた。
「ちゃんと温まった?」
声を掛けてくれる、優しい笑みにあっさり気分は持ち直す。
「はい。お先にありがとうございました」
手招きする拓真さんの元へ駆け寄って。
「可愛いの着てるね」
その一言で嬉しくなった。
「ありがとうございます」
今日のパジャマは淡いサーモンピンクの薄手のネグリジェ。身体が冷えない様に上からオフホワイトのカーディガンを重ねた。
「こ、来ないで下さいね?」
伺う様に見上げると
「ベッドに横になって見てたらダメ?」
右だけ口角を上げた意地悪な微笑みで見下ろされた。でも
「ダメです」
首を左右に振りながら繰り返した私に
「残念」
とだけ言って、拓真さんはリビングへ戻ってくれた。
開けた視界に落ち着かなくてドキドキしたけれど、湯船に浸かるのは気持ちが良い。リラックスしてお風呂から上がり、ベッドルームとの境に引き戸がある事に気が付いた。
どれだけ緊張してたんだろう……
もしかして、拓真さんは気付いてた……?
心持ち拗ねた気分でリビングに戻る。
拓真さんはソファーに寛いだ姿勢でウイスキーのグラスを傾けていた。
「ちゃんと温まった?」
声を掛けてくれる、優しい笑みにあっさり気分は持ち直す。
「はい。お先にありがとうございました」
手招きする拓真さんの元へ駆け寄って。
「可愛いの着てるね」
その一言で嬉しくなった。
「ありがとうございます」
今日のパジャマは淡いサーモンピンクの薄手のネグリジェ。身体が冷えない様に上からオフホワイトのカーディガンを重ねた。