この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
「風呂入ってくる」
ソファーに私を下ろして立ち上がる。
突然断ち切られて不安になって。見上げた視線の先で拓真さんがグラスに残るウイスキーを一気に呷った。軽く前屈みになってグラスをテーブルに置きながら
「見に来る?」
覗き込んで来るのはいつもの意地悪な微笑みで。
「いっ、行きません!」
ホッとしつつも思わず力が入ってしまった。
「そう?」
ふふっと笑ってベッドルームの方へ歩き出す。その境目で立ち止ったかと思うと
「あぁ、俺ともう一回入ろうか?」
艶やかな微笑みで振り返られた。
ズクンと胸の奥が疼く。ドキドキと早くなる心臓。熱を帯びた身体が続きを期待して小さく震える。疼き出す。
「っ……は、いり、ません」
辛うじて返した私に拓真さんが今度はクスリと笑った。
「まぁ待ってるから何時でも入っておいで」
身体の疼きを見透かされたみたい。顔がじわっと熱くなる。
黙り込んだ私に笑みを深めて、拓真さんはベッドルームへ入って行った。
少しして聞こえたバスルームの扉の開閉音。ようやく身体から力が抜けた。

な、何だったの?
……からかわれてた?
/813ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ