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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
ワインクーラーの中の氷の大きさからして、さっき俺を待たせている間に千太郎が準備させた事は容易に想像がついて。
ったく……
知れず浮かんだ笑み。
まぁでももう遅いし、先に風呂だな。
渡しそびれたクリスマスプレゼントもある事だし、その時一緒に頂くか……
手を繋いで夜景を見ながら、ふと気づいた真純の視線。頬に触れてきた冷たい指先。見下ろした真純は色を纏い始めていて。
さっき逸らした筈の欲が腹の底で蠢(うごめ)き立つ。
抱き寄せてキスをしようとして、したら最後止められそうにない自分に気付いて身体を起こした。
治めるために真純に先に風呂を勧めて。それでも落ち着かない自分にバーに揃っていたウィスキーに手を伸ばした。
風呂上がりの真純をからかってどうにかやり過ごす。
そう、やり過ごせたはずだった。
それなのに……
後ろから抱き付いてきた華奢な腕。押し付けられた柔らかな丸み。
ドンと心臓が跳ねた
「っ!ま、すみ?」
無理やり目の前に引っ張った真純は赤く上気した肌に濡れ髪で。熱に潤んだ上目遣いの瞳で俺の心拍を更に乱す。
ね、真純
俺の事、誘ってる?
ったく……
知れず浮かんだ笑み。
まぁでももう遅いし、先に風呂だな。
渡しそびれたクリスマスプレゼントもある事だし、その時一緒に頂くか……
手を繋いで夜景を見ながら、ふと気づいた真純の視線。頬に触れてきた冷たい指先。見下ろした真純は色を纏い始めていて。
さっき逸らした筈の欲が腹の底で蠢(うごめ)き立つ。
抱き寄せてキスをしようとして、したら最後止められそうにない自分に気付いて身体を起こした。
治めるために真純に先に風呂を勧めて。それでも落ち着かない自分にバーに揃っていたウィスキーに手を伸ばした。
風呂上がりの真純をからかってどうにかやり過ごす。
そう、やり過ごせたはずだった。
それなのに……
後ろから抱き付いてきた華奢な腕。押し付けられた柔らかな丸み。
ドンと心臓が跳ねた
「っ!ま、すみ?」
無理やり目の前に引っ張った真純は赤く上気した肌に濡れ髪で。熱に潤んだ上目遣いの瞳で俺の心拍を更に乱す。
ね、真純
俺の事、誘ってる?