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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
シャワーに打たれて透けたパジャマは真純の細い身体に貼り付いて。浮き出た肌の色は淡く朱に染まり、上を向いた双丘の頂きもハッキリと薄紅に見て取れる。
甘い香が鼻腔を擽る。
薄く開いた唇の隙間に覗く赤い舌。喉元から襟の中へ、濡れた肌を伝う滴(しずく)。
全てが扇情的で、目が眩んだ。

……これ、何の試練?

濡れた髪を掻き上げる仕草に欲がざわつく。真っ直ぐに俺を見上げてくる、潤んだ瞳。
我慢出来ずに顎を掬い上げて口付けた。
早々に舌を滑らせ歯列の裏をなぞる。途端にビクンと身体を震わせる。
首に絡んできた華奢な腕。応えるように抱き締めて。

愛してる……

込み上げて来るのは真純を愛しく想う気持ち。
「可愛いね、真純」
濡れた頬から喉へ、更にその下へと指先を滑らせる。
「はぁ、ぁ」
そっと左の胸を包んだだけで零れた熱い吐息。
「ん……」
「待てなくなったの?」
濡れた薄いパジャマの上からゆっくりと掬い上げ、柔く揉んで。
どうやら俺の残りを飲んだらしい真純の身体はもう熱を帯び、常より敏感に反応する。
「ちっ、ちが……あっ!」
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