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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
柔らかな胸元に一つキスをして、真純の腕を解かせた。上体を起こし、瞳を揺らす真純に笑んで見せる。
真純に対する欲は当然ある。でもそれに勝る、真純を大切に思う気持ち。可愛くて、愛しくて……
真純を愛せる、それだけですごく嬉しい。
大切に思う気持ちは伝わっているのなら、この喜びをどうやって伝えれば良い?
右手で真純の柔らかな髪を掬い、耳に掛けた。
「ね、真純」
「はい」
「前にも似たような話をしたと思うけど、俺はね、いつも本気だよ。本気で真純を抱いてる」
瞬時に赤く染まった頬。
「……は、ぃ」
真純が小さく頷いた。
「ドキドキしてるし、幸せだと思ってる」
見下ろす瞳にまた透明な膜が浮き上がってくる。
「俺がどれだけ興奮してるかは、真純が一番知ってると思うけど?」
クスリと笑うと真純の顔が真っ赤になった。露にした耳朶を親指と人差し指で挟み、耳介の裏側を柔く摩(さす)る。
「っん」
ビクッと竦んだ肩。真純が眉を下げる。
「会えば触りたくなるし、触れば抱きたくなる。いっぱい啼かせて、思考を奪って、真純の身体も心も俺だけで埋め尽くしたい」
冷たかった耳は熱を持ち、固く結ばれていた口元が緩む。僅かに開いた唇。
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