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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
真純の吐く息が熱い。
「そんな俺の我儘に、真純は充分過ぎるくらい応えてくれてるよ」
「……ん」
「真純を抱いた後はいつも満たされる」
「ぁ……」
トロリと瞳に灯る熱。
「せめてその半分は真純の事も満たせてると思ってたけど……」
ゆっくりと瞬いた拍子に真純の瞳に溜まっていた涙が頬を伝い落ちた。
「足りない?」
「っ!」
慌てて大きく首を左右に振る様に口角が上がる。
「良かった」
勢いで離れた指先。戻ってきた熱い耳朶をまた柔く挟んで。
「なら、今以上に、応えてくれるの?」
俺の問いに、真純が肌を更に朱に染めた。立ち上がってくる甘い香り。
じっと俺を見上げ、その瞳をまた溢さんばかりに潤ませる。
「……こ、たえ……たいんです」
あぁ、ほんと……
真純の言動の一つ一つに揺さぶられる。
愛し、愛される幸せ。
それをこんなにも感じさせてくれる。
ほんと、離せない。
真純のいない世界なんて、もう考えられない。
「そんな可愛い事言われると、イロイロしたくなるんだけど?」
「……は、ぃ」
また涙を溢して真純が頷いた。その目が緩やかに弧を描く。
耳を弄る俺の手に真純の手が重なった。
「そんな俺の我儘に、真純は充分過ぎるくらい応えてくれてるよ」
「……ん」
「真純を抱いた後はいつも満たされる」
「ぁ……」
トロリと瞳に灯る熱。
「せめてその半分は真純の事も満たせてると思ってたけど……」
ゆっくりと瞬いた拍子に真純の瞳に溜まっていた涙が頬を伝い落ちた。
「足りない?」
「っ!」
慌てて大きく首を左右に振る様に口角が上がる。
「良かった」
勢いで離れた指先。戻ってきた熱い耳朶をまた柔く挟んで。
「なら、今以上に、応えてくれるの?」
俺の問いに、真純が肌を更に朱に染めた。立ち上がってくる甘い香り。
じっと俺を見上げ、その瞳をまた溢さんばかりに潤ませる。
「……こ、たえ……たいんです」
あぁ、ほんと……
真純の言動の一つ一つに揺さぶられる。
愛し、愛される幸せ。
それをこんなにも感じさせてくれる。
ほんと、離せない。
真純のいない世界なんて、もう考えられない。
「そんな可愛い事言われると、イロイロしたくなるんだけど?」
「……は、ぃ」
また涙を溢して真純が頷いた。その目が緩やかに弧を描く。
耳を弄る俺の手に真純の手が重なった。