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甘く、深く、繋がって
第25章 始まりの夜
指を絡めてその手を耳から頬に寄せ
「……して、下さい」
すがるように見上げてくる瞳。真純の纏う色香にクラクラする。
「もっと……いろいろ」
続く甘い声に強請られているようで。どうしようもなく欲が蠢く。
乱れたままの心臓。
腹の底が、熱い。
艶やかに揺れる瞳に請われるままに、このままに……

「駄目だよ、真純」

俺を、煽るな

自制するため目蓋を落とし、視覚を断った。
「止められなくなる。本当に壊してしまうから」
包まれた手が頬から離されて、ふわりと指の背に触れた暖かいもの。しっとりとして柔らかくて
「止めないで、下さい」
掛かる吐息。チュッとリップ音を立てて、もう一度啄まれた。
熱は増していく一方で。
真純が欲しくて狂いそう。
「拓真さんが、好き」
「っ!」
グッと胸が苦しくなった。
反射的に目を開けて、飛び込んできた真純の泣き笑い。

あぁそう、だ。
相手を想う、だからこそ……

「拓真さんでいっぱいに、して?」
首から後頭部へ回された華奢な腕。
「真純……」
包まれていた手を返し、指を絡めて繋ぎ直す。

俺も、同じ。
真純の事が好きだから、大切にしたい。
めちゃくちゃに、したい……
そう、思う。
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