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甘く、深く、繋がって
第29章 ・・・のために
胸に合わさった真純の背中から響いてくる速い心音。強張った身体。
緊張してるのが伝わってくる。
「でも、分かるだけ。俺は、あぁはならない」
真純の全てが欲しいと思う。身体も心も、その思考も全部。
それこそ逃れられない様に閉じ込めて、毎日愛でて、啼かせたい。
他の事が考えられなくなるぐらい、真純に俺を刻み込みたい。
もう、離せない。離してやれない。
厭きれるほどの独占欲。事件の男と俺の違いなんて紙一重。自分でも持て余す身勝手なその欲に、流されずにいられる理由はただ一つ。
「俺が一番大切にしたいのは、真純の心だから」
肉体的な欲を満たすためだけに身体を繋げてる訳じゃない。
俺に愛されることで、幸せを感じて欲しい……
「真純の気持ちを無視して、どうこうしようとは思わない」
真純はどんな相手にも真っ直ぐに応えようとする。嫉妬を覚えないと言えば嘘になる。でも、そういう真純だからこそ、愛してる。彼女の気持ちを踏みにじる様な事はしたくない。
「無理やりとか、身体だけとか、俺はそんな『闇』には絶対堕ちない。当然、真純を落とす事もしないよ」
緊張してるのが伝わってくる。
「でも、分かるだけ。俺は、あぁはならない」
真純の全てが欲しいと思う。身体も心も、その思考も全部。
それこそ逃れられない様に閉じ込めて、毎日愛でて、啼かせたい。
他の事が考えられなくなるぐらい、真純に俺を刻み込みたい。
もう、離せない。離してやれない。
厭きれるほどの独占欲。事件の男と俺の違いなんて紙一重。自分でも持て余す身勝手なその欲に、流されずにいられる理由はただ一つ。
「俺が一番大切にしたいのは、真純の心だから」
肉体的な欲を満たすためだけに身体を繋げてる訳じゃない。
俺に愛されることで、幸せを感じて欲しい……
「真純の気持ちを無視して、どうこうしようとは思わない」
真純はどんな相手にも真っ直ぐに応えようとする。嫉妬を覚えないと言えば嘘になる。でも、そういう真純だからこそ、愛してる。彼女の気持ちを踏みにじる様な事はしたくない。
「無理やりとか、身体だけとか、俺はそんな『闇』には絶対堕ちない。当然、真純を落とす事もしないよ」