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甘く、深く、繋がって
第30章 仕事初め
「そうみたいですね」
だから仕事って言ったんだ……
「別のお店、行こう」
「はい」
田中さんに笑顔で頷き、踵を返す。数歩離れた所で
「真純」
後ろから名前を呼ばれた。
ドキンと心臓が跳ねる。
振り返ると拓真さんがお店から出て来てくれていて。嬉しくて胸がキュンとなる。
「拓真さん」
「もしかして、ランチに来てくれた?」
優しい笑顔にドキドキする。隣の田中さんを見上げ、好奇心溢れる彼女の瞳にぶつかった。
あ、普通に名前で呼び合ってたから……
一気に恥ずかしくなって、急いで拓真さんに向き直る。
「はい。でも、今日月曜日でしたね」
「うん……ね、今からお昼作るんだけど、一緒に食べてく?」
「えっ?」
嬉しい提案に驚いてると拓真さんがフフっと笑う。
「と言っても大したものじゃないよ」
「でも……」
オープンしないお店に入って作ってもらうなんて申し訳ない。断ろうとして、横から田中さんにギュッと腕を掴まれた。拓真さんの視線が隣に移る。
「田中さんですよね?真純から伺ってます。どうぞ」
そう言ってニッコリ笑い、いつも桐生さんがするようにお店のドアを開けてくれた。
だから仕事って言ったんだ……
「別のお店、行こう」
「はい」
田中さんに笑顔で頷き、踵を返す。数歩離れた所で
「真純」
後ろから名前を呼ばれた。
ドキンと心臓が跳ねる。
振り返ると拓真さんがお店から出て来てくれていて。嬉しくて胸がキュンとなる。
「拓真さん」
「もしかして、ランチに来てくれた?」
優しい笑顔にドキドキする。隣の田中さんを見上げ、好奇心溢れる彼女の瞳にぶつかった。
あ、普通に名前で呼び合ってたから……
一気に恥ずかしくなって、急いで拓真さんに向き直る。
「はい。でも、今日月曜日でしたね」
「うん……ね、今からお昼作るんだけど、一緒に食べてく?」
「えっ?」
嬉しい提案に驚いてると拓真さんがフフっと笑う。
「と言っても大したものじゃないよ」
「でも……」
オープンしないお店に入って作ってもらうなんて申し訳ない。断ろうとして、横から田中さんにギュッと腕を掴まれた。拓真さんの視線が隣に移る。
「田中さんですよね?真純から伺ってます。どうぞ」
そう言ってニッコリ笑い、いつも桐生さんがするようにお店のドアを開けてくれた。