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甘く、深く、繋がって
第31章 捕らわれたのは
自分で十分分かっていても、改めて指摘されると恥ずかしい。
きっと頬は赤くなってるに違いない。
「斎藤さんが真純ちゃんを大事にしてるのもすごく分かるし、二人お似合いだよね」
ニコニコ笑顔の田中さん。
千佳ちゃんも壮ちゃんも拓真さんと付き合うことに初めから賛成してくれた訳じゃない。はるちゃんはまだ少し心配してる感じがあって、こんな風に手放しで認めてもらえると、すごく嬉しい。じわりと目尻が熱くなる。
「ありがとうございます」
お礼と笑顔も一緒に返して、田中さんにギューッと肩を抱き寄せられた。
給湯室のある角まで送ってもらい、真っ直ぐデスクに戻る。パスワードを入力して紅茶を一口。少し冷めてしまったけど。
小さく深呼吸をして気持ちを仕事モードに切り換える。立ち上がったパズルの画面に早速組み直しに取り掛かる事にした。
どれくらい集中してたのか、気付けは定時は過ぎていて。年度末分まで整える事が出来た。後は全員にメールで確認をして、不都合のある部分を訂正すれば終わり。
マグカップを手に取り、すっかり冷めてしまった紅茶を飲んで、喉の乾きを癒した。
きっと頬は赤くなってるに違いない。
「斎藤さんが真純ちゃんを大事にしてるのもすごく分かるし、二人お似合いだよね」
ニコニコ笑顔の田中さん。
千佳ちゃんも壮ちゃんも拓真さんと付き合うことに初めから賛成してくれた訳じゃない。はるちゃんはまだ少し心配してる感じがあって、こんな風に手放しで認めてもらえると、すごく嬉しい。じわりと目尻が熱くなる。
「ありがとうございます」
お礼と笑顔も一緒に返して、田中さんにギューッと肩を抱き寄せられた。
給湯室のある角まで送ってもらい、真っ直ぐデスクに戻る。パスワードを入力して紅茶を一口。少し冷めてしまったけど。
小さく深呼吸をして気持ちを仕事モードに切り換える。立ち上がったパズルの画面に早速組み直しに取り掛かる事にした。
どれくらい集中してたのか、気付けは定時は過ぎていて。年度末分まで整える事が出来た。後は全員にメールで確認をして、不都合のある部分を訂正すれば終わり。
マグカップを手に取り、すっかり冷めてしまった紅茶を飲んで、喉の乾きを癒した。