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甘く、深く、繋がって
第31章 捕らわれたのは
「な訳ないか。ごめん、失礼な事言った」
姿勢を正し、頭を下げてきた。
何だ、ソレ?
「あいつが処分を受け入れたからにはその通りなんだろうけど、幸せそうな君を見てたら腹が立ってきてさ」
一応は低姿勢を装い、続いた言葉に抑えが効かなくなった。
真純を近くのベンチにそっと座らせ
「ごめんね、ちょっと待ってて」
離れる事を謝って。
足早にハマダの元まで戻り、そのコートの襟元を絞め上げた。
「なっに」
「ふざけんなよ」
「かはっ……」
目の前のハマダの顔が苦痛に歪む。
「貴様が納得出来なくても、黒田のした事は犯罪なんだよ。彼女がどれだけ怖い思いをしたのか、考える事も出来ないのか!?ソレを……幸せそうで腹が立った!?」
「がっ……」
必死な形相で腕を叩かれるのにも構わずそのまま絞め付ける。
「拓真さん」
「その発想事態おかしいが、よくもそんな勝手な理由で文句を言えたよな?挙げ句、真純から誘ったって?な訳ねーだろ!謝れば何言っても良いのかよ!?」
「っ、っ……」
「拓真さん!」
さらにキツくしようとして真純に全体重を掛けて腕を引かれた。僅かに緩んだ力。
「止めて下さい!」
泣きそうなその声に、歯を喰い縛って掴んでいたコートを突き離した。
姿勢を正し、頭を下げてきた。
何だ、ソレ?
「あいつが処分を受け入れたからにはその通りなんだろうけど、幸せそうな君を見てたら腹が立ってきてさ」
一応は低姿勢を装い、続いた言葉に抑えが効かなくなった。
真純を近くのベンチにそっと座らせ
「ごめんね、ちょっと待ってて」
離れる事を謝って。
足早にハマダの元まで戻り、そのコートの襟元を絞め上げた。
「なっに」
「ふざけんなよ」
「かはっ……」
目の前のハマダの顔が苦痛に歪む。
「貴様が納得出来なくても、黒田のした事は犯罪なんだよ。彼女がどれだけ怖い思いをしたのか、考える事も出来ないのか!?ソレを……幸せそうで腹が立った!?」
「がっ……」
必死な形相で腕を叩かれるのにも構わずそのまま絞め付ける。
「拓真さん」
「その発想事態おかしいが、よくもそんな勝手な理由で文句を言えたよな?挙げ句、真純から誘ったって?な訳ねーだろ!謝れば何言っても良いのかよ!?」
「っ、っ……」
「拓真さん!」
さらにキツくしようとして真純に全体重を掛けて腕を引かれた。僅かに緩んだ力。
「止めて下さい!」
泣きそうなその声に、歯を喰い縛って掴んでいたコートを突き離した。