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甘く、深く、繋がって
第32章 溶け合う身体(前)
「拓真さん」
「うん」
両手を強く握り、視線を絡めたままゆっくりと唇を重ねた。
ふっくらとして柔らかな真純の唇。下唇を舌でなぞり、リップ音を立てて軽く吸い上げる。
「ぅん」
啄んでなぞっては吸い上げて。それだけ、なのに繰り返す度に真純は身体を震わせる。堪えきれないように、甘えた声で啼く。
「ぁっん……はぁ、んんっ」
少し高いその声に、急速に下腹へ熱が集まるのを自覚する。
「真純」
「た、くまさぁん」
呼べば応えてくれる、愛しい真純。
少しだけ舌を差し込み、今度は唇の内側をなぞって。
「ふ、ぅ……ぅうんっ」
柔く絡んできた小さな舌先。同じく舌先で擽り、チュッと音をたてて吸い上げた。
「んっ……」
唇は離したのに舌先は差し出されたまま。濡れた唇、赤い舌。潤んだ瞳に上気した頬。そのどれもが扇情的で。
色を纏う瞳に誘われる。
「エッロイ顔してるよ?」
敢えて下卑た言葉を使い、真純の傷に踏み込んだ。
一気に下がった眉。
「ホント、真純は感じやすいね」
今にも泣きそうな彼女に笑顔を向ける。
「キスだけでこんなに感じてくれるとか、すごい嬉しいんだけど」
「うん」
両手を強く握り、視線を絡めたままゆっくりと唇を重ねた。
ふっくらとして柔らかな真純の唇。下唇を舌でなぞり、リップ音を立てて軽く吸い上げる。
「ぅん」
啄んでなぞっては吸い上げて。それだけ、なのに繰り返す度に真純は身体を震わせる。堪えきれないように、甘えた声で啼く。
「ぁっん……はぁ、んんっ」
少し高いその声に、急速に下腹へ熱が集まるのを自覚する。
「真純」
「た、くまさぁん」
呼べば応えてくれる、愛しい真純。
少しだけ舌を差し込み、今度は唇の内側をなぞって。
「ふ、ぅ……ぅうんっ」
柔く絡んできた小さな舌先。同じく舌先で擽り、チュッと音をたてて吸い上げた。
「んっ……」
唇は離したのに舌先は差し出されたまま。濡れた唇、赤い舌。潤んだ瞳に上気した頬。そのどれもが扇情的で。
色を纏う瞳に誘われる。
「エッロイ顔してるよ?」
敢えて下卑た言葉を使い、真純の傷に踏み込んだ。
一気に下がった眉。
「ホント、真純は感じやすいね」
今にも泣きそうな彼女に笑顔を向ける。
「キスだけでこんなに感じてくれるとか、すごい嬉しいんだけど」