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第9章 …9

そのうちに手はくびれを行ったり来たりし始め
乳首の刺激はもっぱら舌先で行われた。
ちゅう、と吸いついた時
樹の親指が太ももの付け根に押し込まれて
さくらは悶絶した。

「気持ちいい、さくら？」
「あっ…きもちぃ…んっ…」

両方の親指が
さくらの両腿の付け根を押したりさすったりする。
手がヒップの方にのび、ショーツの中に入る。
小ぶりなさくらの尻を強めに揉み上げた。

「ふ…。ぐしょぐしょ…」
「ンぁっ…ふ…ぅ」

ヒップの方から伸びた指に
さくらの割れ目がすくわれる。
樹は乳首にむしゃぶりつきながら
指を割れ目で行き来させた。
トロトロとした液体がからみつくのが自分でもわかり
さくらは恥ずかしさと気持ちよさに
もう何も考えられなくなった。

そのうちに指が敏感な突起に触れる。
4本の指がさくらの秘部から溢れ出る蜜を掬い取って
突起になでつけるようにした。

「ああああっ…や、はぅ…っくっ…ん、ふ」

4本のうちの1本がさくらの中にするりと入り込み
あっという間に2本目も挿れられる。
1度抜くと、今度は前から挿れなおされた。
ぐちゅぐちゅと音を立てながら
2本の指がさくらの中の気持ちいい場所を詮索する。

「…ん、も。あっ…もぅ…」

手のひらは残酷にもさくらの肉芽をこすりつけ
さくらの口からとめどなく甘い吐息を漏らせた。

「なに、さくら。言ってみて…。
どうしてほしい？」
「あ…ん…い、いじわる…」

ーーーどうしてほしいかなんて、
言わなくてもわかっているくせにーーー

樹の意地悪な視線が
さくらに集中しているのが感じられる。
いやらしいと言いつつも愛でるその瞳は
目をつぶっていてもさくらを虜にしていた。

「ほら、言わないとわかんないよ」

激しく中で動かしては蕾も一緒に刺激し
イく寸前で止める。
くちゅくちゅとみだらな音が響き
さくらの吐息はさらに甘くなる。

「いや、いじめないで…」
「いじめてないだろ。いじめだっていうなら
どうしてこんなに濡れてるんだ？」

太ももの内側まで
愛液でベトベトなのは、
さくらが1番よくわかっていた。

「お願い……先輩…楽にして…お願い…」
「イかせてほしいの？」
「…イかせて下さい…お願いします…」