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五十嵐さくらの憂鬱。
第10章 …10
パジャマを剥ぎ取られて
それで後ろ手に腕を拘束される。
髪の毛を拭いていた濡れタオルで
猿轡をされて
ブラを外される。

「ゃぅ…んぐ。んんっ」

ベッドに押し付けられて
抵抗して足をバタつかせると
ひょいと持たれてショーツ1枚にされる。

敵わない。
逃げ場などない。
追い詰められたウサギよろしく
さくらは毛皮に代わるパジャマを剥ぎ取られ
ナイフに代わる舌で皮膚を捌かれる。

「んんっ…っん…」

首筋に真っ赤な痕をつけながら
樹の舌は舐め上げたり
チロチロ動かしたりとさくらをいたぶる。

「言いたくなった?」

まだだなその目は、と
鎖骨の下にまた痕をつけ始める。
敏感な頂きには触れず
爪で皮膚の産毛をなぞるように
身体中を刺激した。

「ゃっ…ん…んぅ…!」

ぐい、とさくらのショーツを引っ張りあげると
左右にショーツを動かして突起をいたぶり
ショーツからはみ出したヒダを
舌を尖らせて舐めた。

へそから首までを一気に舐め上げられ
猿轡を取ると
甘い、甘いキスをする。
抵抗する勇気などなくなってしまうかのようなキス。

「さて、そろそろ言いたくなった?」

舌を吸われ
ショーツをまたもや引っ張られて刺激される。

「あっ…いや…」
「嫌じゃないだろ」

さくらはもう1度キスされる寸前で
声を発した。

「先輩はっ…!」

それに反応して、樹が止まる。
さくらの顔を見て、ほんの一瞬驚いた顔をした。

「先輩は…私のこと、どう思ってるんですか…?」

あまりにも悲痛な響きに
樹はショーツから手を離す。

「どう、とは?」

『セフレよ!』

真綾の核心を付く声が聞こえた気がした。

「いつも…私の身体ばかりいじめて…
私のこと、なんだと思ってるんですか?
やれればいいと、そう思ってるんですか?」

一気にそう言うと
昂ぶった感情が押さえられずに
さくらは嗚咽を漏らした。

「どういうことだよ?」
「だって…だって…」

後はもう言葉が続かない。

「……わかった、さくら。
とりあえず、今日は帰る」

樹はさくらの拘束を解くと
ぽんぽんと頭を撫でた。

「やれればいいと思ってるだけだと
思われてるとは知らなかった」

そう言い残すと
樹はさくらの部屋を後にした。

部屋には、さくらの嗚咽だけが残った。
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